本音と建て前
学校や塾の説明会、保護者会、面談ででる話に嘘はありませんが、本音と建て前はあります。息子やママ友との話で感じた塾の話を書きます。
もう少ししたら受験生は受験校を決定するための面談が始まります。参考になれば幸いです。
多くの子の第一志望の合格確率は五分五分です。塾は五分五分の子には、
「可能性は十分にある、頑張れ!頑張れば合格できる!」
といってエールを送り続けます。これは建て前です。
本音は、五分五分の子が10人受ければ5人合格、20人受ければ10人合格、40人受ければ、、、となるから、五分五分の子にはできるだけ受験してもらって合格者数を稼ぎたいという算段です。
また、これからの時期でよくあるのは、子供から第一志望を取り上げるのではなく、
「合格したいなら頑張れ!」
と言い続けて頑張らせ、落としどころは併願校という作戦です。
本音と建て前、算段、作戦などという言葉が並ぶと悪く聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
「受験しない限り合格はできない」
ですし、あとになって、
「受験したら合格したかもしれない」
と引きずるよりは、たとえダメでも全力で向かって気持ちにふんぎりがつけられたほうが絶対にいいです。
塾は、
「五分五分で悩んでいる親子の背中をおしているだけ」
というのもまた事実です。
塾が五分五分の子の背中を押す理由は理にかなっています。改さんのブログにわかりやすく書かれています。
補足)
上に書いたことをもう少し広い視野できれいに書くと、
子供の成績は1月になっても変動します。追い込みで実力をつけてくる子もいますが、どちらかというと受験間近の独特な空気のせいです。そういう状況の中で成績が上昇する子と沈んでいく子がでてきます。
また、受験問題は特殊で、問題との相性があますから、合格の可能性は模試の偏差値だけでは語れない部分があります。
そういうことをふまえて、塾は可能性を信じて希望をこめた対応を行っています。
近いうちに、本音と建て前「学校編」を書こうと思っています。