涼子先生の「校風マトリクス」は非常にわかりやすく、よくまとまった資料なので人気があります(上から目線ですみません)。
ただし、1点だけ注意が必要です。それは、
横軸:自主性⇔管理
縦軸:革新・体験⇔知識・保守
と、数量で表せないものが軸になっている点です。
数量で表せないものが軸になっていると、作成者の主観がないと作成できません。すると、作成者によって違うものが出来上がります。
全体的によくできている感じがするのに、
「うちの子の学校の位置が違う」
とか
「A校がこの位置でB校がこの位置というのは違うのではないか」
という話を聞くのはそのせいです。
私見ですが、この手の資料は鵜呑みにしてバイブルにするのではなく、例えば、
「横軸は自主性・管理としているけれど、なにがあれば(なければ)自主性重視なのか、あるいは管理型なのか」
というように、一歩二歩踏み込んで眺めるのがおすすめです。
この時に、学校に対する知識は不要です。ブレーンストーミングで、なんでもありです。発散してしまうかもしれませんが、意外にいろんなことを考えている自分に気が付きます。
運が良ければ、自分が子供の学校に何を求めていることがみえてきて、どういう学校に行かせたいのかが分かってきます。