(2) 金融商品はできるだけ早く解約しろ!
証券資産や外貨預金、定期預金などは、年齢が上がってきたら、健康で元気なうちに整理して現金化して普通預金にしていくことをお勧めします。
というのも、本人以外の人がこれらの解約を行うのにはそれなりの手続きが必要になりますし、金融機関も慎重になります。理由は、解約や売買のタイミングで利益・損益が発生するからです。事後に、本人や他の関係者(法定相続人)からクレームが上がるのを金融機関は嫌がります。
手続きや相談は契約した店舗で行いますが、電話でもある程度のことができます。相談すれば家に来てもらえる場合もあります。
本人が健康であれば、名義変更(生前贈与)を検討することもできます。ただ、考えなくやると、介護費用の持ち出しや死後の相続でもめる可能性があります。金融機関はトラブルを嫌がることをお忘れなく。
本人が健康なうちにある程度整理しておくのがおすすめですが、本人がそいうった話をするのを嫌がるようなら様子をみたほうがよいです。
仮に、認知症や脳梗塞などになったとしても、時期を見て金融機関に声をかけたり相談すれば大丈夫です。その場合は、言い方は気を付けた方が良いです。金融機関は、本人の判断能力や意思を尊重して、出来る限りのことをするというのがスタンスです。不用意なものの言い方をすると、まとまる話もまとまらなくなります。
(1) 金融機関は集約しろ!
若いころはあちこちに口座があるかもしれませが、ある程度年齢をとってきたら整理して、集約したほうがよいです。
大抵は、移動したりあれこれやりとりするのが億劫になってきて、自然とアクセスが良いところに集約されると思いますが。
■銀行
貯金、年金などの振り込み、税金・ライフライン・クレジットカードの引き落としをできるだけまとめて1つの口座(定期預金などは紐づけ)にしておくのがよいです。
母は元気なころに整理して1つの銀行に集約していました。この口座をみれば、母の生活の様子がわかるようになっていました。
例)クレジットカードの引き落としが0円が続いている
例)高齢者施設から毎月利用料の引き落としがある
銀行は、原則、本人の申し出と手続きでなければ対応しません。認知症などを発症して判断能力が疑わしい場合は更に慎重になります。場合によっては口座が凍結されることもあります。
一方で、銀行に預けているお金は預金者の物です。老後のためにためてきたのに、口座が凍結されて使えないというのでは困ります。国も問題意識を持っていますが、現状は課題のままです。金融機関の支店の判断に委ねられています。
母の場合は、普通預金以外に定期預金、証券サービスを利用していました。そのうち、証券サービスを解約したいとお願いしました。
最初に相談したときは、
・本人が契約した支店に来て行う
・登録された自宅に担当営業が訪問して行う
のどちらかでないと駄目だと言われました。
「そんなことを言われても無理なんですけどー」と返しました。
グループホームに移る話がでたころに再度確認しましたが、同じ対応でした。
半年後に改めて電話を入れたら、担当営業が変わっていました。私からの申し出は引き継がれており、担当営業と支店の判断で、
・母が入居している施設に担当営業が訪問して行う
が認められました。
認められた理由は(私の想像を含む)、
・担当営業が変わった(もしかしたら支店長も?)
・口座の引き落とし履歴から、母の健康状態が察せられる
・入居している施設の利用料が普通預金から引き落とされている
→銀行は、普通預金はこのまま継続されると判断した様子
・さらに、定期預金も解約されない
・法定相続人全員(私と妹)が解約に合意しており、解約に同席できる
・他行の動き
・複数回、相談をしている
だと思います。
銀行は自分たちでがめたいわけではありません。犯罪や、事後に身内の方からクレームがつくなど、世間からあれこれ言われるのを恐れています。それから評判です。例えば、「あそこの銀行に預けたら、いざという時に解約できない」と言われるのは嬉しくありません。
既にある程度のことは各社でルール化されていると思います。それを適用するかどうかの判断に時間がかかっているんだと思います(通帳の引き落とし記録など、時間が経過しないと解決しないこともある)。早い目に相談して状況を伝えて相手に心づもりをさせておく(?)のがおすすめです。
■証券系
以前はいくつかの証券会社と取引をしていることもありましたが、1社にまとめられていました(上に書いた銀行取引以外で)。大手でした。
かなり身構えたのですが、電話1本+αでいけました。既にいろいろなケースごとにマニュアル化されているようでした。こんなことだったら、もっと早くに動けばよかったと思いました。
母の金融資産の整理、多分、終わった
更新に間があきましたが、変わらず元気にやっております。
3月から5月にかけて、母が所有している証券系資産を全て解約できたと思います。「思う」と歯切れが悪いのは、妹が間に入っているので不確かだからです。
5月末と6月末ぐらいに通帳のコピーを送ってもらって引き落としや振り込みを確認しました。もう少し見ていく必要があるのですが、その後のチェックは怠っています。妹に連絡して「送って」と言えば送ってくれると思いますが、連絡していません。
というのも、送ってもらった通帳のコピーをみたら、妹が解約したといっていたクレジットカードの年会費が引き落とされていました。それで、質問したら、「解約します」とか「さっき解約しました」という返事だったのです。
:「・・・・・」
7月末の分を送ってもらったら、また、何かに気が付くかもしれません。
こんな状況だからこそチェックをしないといけないと思うのですが、私にも東京での生活があるのです。特に今年は息子が受験学年ですし、妹の相手をしている場合ではないのです。
先のブログにも書きましたが、本来、妹(夫婦)がやるべきことを私が旗を振ってやりました。交通費・宿泊費(実家には泊まらない)を請求したいぐらいです。
母の金融資産の整理をしていて気が付いたことを、少しずつ思い出して書いていこうと思います。
母の資産整理(認知症になると字がうまく書けなくなる)
母はグループホームで平和に暮らしているようです。
今日は母の資産整理の中間報告(備忘)です。
改めて金融機関に相談したら、打ち合わせ(母と面会)をしましょうとなりました。
金融資産の整理に着手できることを前提に、グループホームのスタッフに母の状況を確認しました。
💁♀️:「意思確認や本人確認、署名については問題ありません。ただし、短期記憶が持たないので長いお話を理解するのは難しいと思います。」
という回答でした。
それで、3月にグループホームに行って母、妹、私、金融営業さんで面会して手続きを試みました。
母は生年月日や住所は言えましたが、自宅の電話番号は忘れていました。自署は問題ありませんでしたが、商品名や口座番号などを決められた場所に書くのは難しかったです。読めるのですが、枠からはみ出したり大きさがまちまちで上下に乱れたりします。金融機関の正式な書類として提出するのは難しいです。老眼であまりよく見えないと言っていましたが、認知症の影響の方が強いのではと思います。
金融機関が構築したアプリをはじめとしたIT技術のお世話になりながら、金融機関の理解と協力のもと、粗方整理できました。あと1歩、もう少し!です。
私は首都圏に住んでいて、実家は関西です。妹夫婦が実家で母と同居していたので、妹にもっとしっかりやってほしいのですがこれが難しくて。。。
私が旗振りをして、実働は妹です。実働?うーん。。。実態はこんな感じです。
・私が金融機関と話をつけて書類を準備してもらう
・妹が書類を受け取る(自宅郵送、支店に取りに行いくなど)
・妹が母に書類を届けて書いてもらう(妹が書いてよいものは妹が書く)
・私が確認してOKなら次の作業をする(私が指示をだす)
まるで仕事です。