母の介護と妹の話(仮)

2023年1月に母が緊急搬送されました。母の介護とそれにまつわる妹の話を綴ります。ただの記録のため面白くありません。読んでもため息しか出ないと思います。

2月22日 退院前カンファレンス (3)延命治療

妹夫婦が到着したので、カンファレンスがはじまりました。担当医がファシリテータのようなことをやってくれました。まずは担当医から母の容態の説明がありました。

 

👨‍⚕:「お母さまの容体はよくなって、今回退院・転院となりました。リハビリが頑張ってくれて伝い歩きができるまでになりました。食事は今はゼリー食ですが、粒粒ぐらいまでは食べられるようになると思います。痴呆はすすんでいます。昔のことは覚えていますが最近のことは全く覚えていません。食事はすんだのに食事はまだですかとおっしゃいます。ここが病院だということもわかっていないかもしれません。そういう状況です。それで、」

👨‍⚕:「妹さん、お姉さんは延命治療を希望しないと言っていますが、あなたはどうですか。

 

かに座:「私は延命を希望します。

 

👨‍⚕:「それはどうしてですか。」

中略

👨‍⚕:「あなたが1分1秒でも長くお母さんに生きていてほしいと思っていることはわかっています。でも、そのためにお母さんが苦しまれてもよいのですか。説明しましたが患者さん自身も苦しい治療なのですよ。心臓が動いているだけで話をしたりはできないんですよ。それでもいいんですか。」

後略

堂々巡りな会話が続いて全く話が進展しません。どうしたものだろうと思っていたら看護師が別の切り口で質問をしてくれました。

予防接種:「生前、お母さまはご自身の最後について何かお話されていたことはありませんか?

 

かに座:「そういうのは覚えていません。母は、、(後略)」←自分の母への思いや思い出を語る

 

医師が話を聞きながらフォローをしたり突っ込みを入れて元の話題に関係することを聞き出して拾おうとするのですが、妹はおっとりとした口調でずれたことを延々と喋り続けます(母が自分に対していつも優しく見守ってくれたから私も看護・介護を頑張りたいという話をしていました)。医師の口調がだんだんと強くなってきて、「延命治療はあなたのエゴですよね!そうあじゃありませんか?」という発言まででました。

私はドキドキしながらZOOMの映像に映る妹を見守りました。このままだったら時間的に私には振られないかもしれないと思ったまさにその時、医師から「お姉さんはどうですかと聞かれました。」