母の介護と妹の話(仮)

2023年1月に母が緊急搬送されました。母の介護とそれにまつわる妹の話を綴ります。ただの記録のため面白くありません。読んでもため息しか出ないと思います。

2月22日 退院前カンファレンス (4)延命治療はしない

真顔:「ずいぶんと昔の話なので、それを今持ち出していいのかどうかはわからないのですが、昭和天皇の危篤が長く続いているとき、母は延命治療を施されているのだろうと話をしていました。そして、辛いと思うよと言っていたのを覚えています。あとは、楽に逝きたい、ぽっくり逝きたいというようなことを言っていました。」

 

👨‍⚕:「ありがとうございます。お母様は延命はしたくない、苦しまずに逝きたいとおっしゃっていたんですね。

 

真顔:「はい。でも、ずいぶん昔の話で、元気な時の話ですから、、、」

👨‍⚕:「頭がはっきりしていた時におっしゃっていたことなんですね!」

滝汗:「えっ、あぁ、、、」←頭がはっきりしていた時って、、、しかもちょっと強引

👨‍⚕:「妹さんはどうですか?なにか思い出されましたか?」

 

妹がダラダラと話して、それに担当医がつっこむということが繰り返されます。しかし会話が全くかみ合っていません。妹が静かに語る横で、担当医が再び荒れます。

身内としてどうしようと困り果てていたら、突如、担当医からふられました。

👨‍⚕:「お姉さん、質問はありませんか。」

滝汗:「質問といわれても、、、、」←妹が何を伝えたいのかわからないと思っていたら、急にふられて動揺

👨‍⚕:「そうですよね、何を言っているのかわかりませんよね。」

 

真顔:「最初の質問に答えてよいですか。」←話を元に戻そう!と思った

真顔:「私は延命を希望しません。」

👨‍⚕:「その理由はなんですか?」

真顔:「論理的なことは先生の説明を聞いて納得しました。」

真顔:「感情的なことは、先ほど話したように昭和天皇崩御の時に母が延命治療は辛いだろうなぁと言っていたことや、苦しまないで逝きたいと言っていたことです。昔のことですが、母の価値観というのは変わらないと思います。」

 

👨‍⚕:「ありがとうございます。」

👨‍⚕:「妹さん、どうですか。お母さまは延命治療はしたくないと言っていたそうですよ。延命治療はしないでよいですね。

 

かに座:「・・・・・はい。

 

👨‍⚕:「では延命治療はしない。病気の治療をして、辛い症状などは薬などで緩和しながら自然に死を迎えるということで。